Dear....
‡日常‡
語り:一
あの後、雨が止んでいることに気付いた俺達は翌日の放課後にこの店で集まることを約束し別れた。
それからの日々は忙しなく過ぎていった。
テストに関して言えば、アヤは流石と言うべきか、数学ではこの4人の中でもずば抜けて優秀で、現代文も得意という事で、俺にとってもとてもプラスになった。
総司は得意の英語をアヤと博貴に教えていた。正直コイツの性格上、人に教えることは苦手だと知っていた分不安もあったが、2人の成績を見た日から真剣に教え出した。
一(そんなに重症なのか・・・・・・・・・)
その一方、理科が壊滅的な総司はアヤと博貴、俺が3人掛かりで教えた。