すっぱちゃっぷす☆
マイティー先輩と帰還
ガラガラッ
「遅いぞぉ、関谷…って、白馬?!」
教室のドアを開けると、
ムナが驚いた表情で
こちらを見てる。
「こんにちは。
ティーチャー織河原」
マイティー先輩は、
みんなの視線なんて
お構い無しに、
どんどん教室に入って行く。
「ちょっとあれ、マイティー先輩!!」
「えぇっ…なにこの組み合わせ!?」
驚いているのは、
ムナだけじゃない。
クラス全員が、
目を大きくして私と
マイティー先輩を見てる…
「せ、先輩っ…もう平気ですから…」
床に足のついていない私は、
身動きとれない。
体に力を入れてみても、
マイティー先輩は見た目より
ずっと力があるんだもん…
そう…
マイティー先輩は私を
お姫様抱っこで教室まで
連れてきてくれたんだ。