すっぱちゃっぷす☆
あふれる悲鳴の中

ムナもあふれる胸毛を
しまうことなく学活を続ける。



「プロムってのはだなぁ、
いわゆる男女の踊りだ!」


きゃ――!

あふれる悲鳴の色が変わる。


「出たいやつは当日までにペア作っとけ!」


ムナは親指をつき立てて
ウィンクをかます。


また悲鳴の色が変わる。




「んでお前らッ
リレーの推薦とかあるかぁ!?」


「はぁいっ」


「おっ!美川、なんだ?」


見ると美川さんが
ぴょこんと
右手をあげていた。



「立川くんが良いと思いまぁすっ」




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