すっぱちゃっぷす☆
そんな生徒達に、ムナは



「うっるせぇええッ!!!!」



巻き舌で生徒達を黙らす、ムナ。




――ぴとッ



前の生徒の机に、ムナの唾が飛ぶ。





……可哀想に、とんだ災難だ




うちのクラスの生徒は、
一番前の席を嫌がる。



理由は
ムナの『コレ』だ…



ムナ本人はそれに気付かず、
怒るたびに唾を飛び散らかす。




……ムナの唾は臭い。



クラスの生徒が鼻を
つまんでるのにも気づかず

ムナは、熱く語り続ける。




「俺ぁな~!!おめぇ~らに教えてやりてぇ~んだよ!!
『優勝と言う名の青春』をよぉ…」



ぐすっ… ぐすっ……




ムナは、感極まって
男泣きを始めてしまった。




「せ、先生泣かなくても…」



「そ、そうだよ先生…」




生徒は仕方なく、
フォローに入った。



「じゃあ…放課後バトン練習するか?」



「…はい」



生徒達は仕方なく、そう言った。



「うおぉおぉお――!!!」


お前ら最高!!

というムナの雄叫びが
廊下まで響いた―――…






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