すっぱちゃっぷす☆

黄色いコスモス

振り返ると
マイティー先輩が教室の
入り口にいた。



な…なんで…?



クラス中の視線が
マイティー先輩に集まる。



マイティー先輩はサラサラの
髪をなびかせながら

ゆっくりと私の元へやって来た。




ミカリンは
間近で見る生マイティー先輩に

口元を両手で押さえ
目を見開いて震えている。




美川さんも
立ったまま失神寸前のようだ。


悪霊が成仏する寸前みたいな
顔をしている。




全てはマイティー先輩の
高貴なオーラがそうさせるんだろうか…




私は目をパチパチさせながら、マイティー先輩を見る。



「な…なんですか?」







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