すっぱちゃっぷす☆

オレンジ色の教室

なんでマイティー先輩が…?



今は…


今は誰とも
会いたくなかったのに…!!




「こ、こんにちは…!」



私は目線を下にして
マイティー先輩に挨拶をする。



私は自分の席に行き、
教科書をカバンに詰め込む。




コツ、コツ…




その足音はだんだん

私に近づいてくる。




「…泣いてるの?」



一定で優しいハーモニー。



そしてその声と共に、
足音はピタッと止まった。




オレンジ色の教室の中…


俯いたままの私の机に

マイティー先輩の影がおちる。





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