すっぱちゃっぷす☆
マイティー先輩は家まで
送るって言ってくれたけど、
私は丁寧に断った。



喫茶店でもご馳走になったのに、おまけに家までだなんて…




「甘えたっていいのに」




マイティーは口を尖らせてた。



ぷぷっ…
あのマイティー先輩が
そんな子供みたいな顔するなんて…!!




喫茶店を出て
私はマイティー先輩に
もう一度、『お礼とさよなら』を言って背中を向けて歩き出す。



「………」



なんとなく。



私は
なんとなく後ろを振り返る…



「………っ」



立ち止まったままの
マイティー先輩は振り返った
私に手を振った。



な…なんで?



なんで止まったまんまなの?



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