すっぱちゃっぷす☆
……ぴた




私はもう一度振り返った。



するとマイティー先輩は
背中を向けて、
駅の階段を上っていた。



――……えッ!?



マイティー先輩、
なんで電車なんて…


まさか………!!



タタタッ



「マイティー先輩っ!」



私はマイティー先輩の
元まで走った。



「え、お尻ちゃん?」



マイティー先輩は階段か
ら下りてきてくれた。



私は荒くなった呼吸を整えながら言う。



「マ、マイティー先輩…
まさか電車で帰るんですか?」



目をパチパチさせる私に
マイティー先輩は少し罰が悪そうに笑う。



「当たり。実は僕の家は、
学校のすぐ近くなんだ」



マイティー先輩は
人差し指でこめかみを掻いた。




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