すっぱちゃっぷす☆
愛人は気だるそうに
目を擦った。
「…あ、髪の毛でした。」
「…ッ!!!」
1人の生徒がついに爆発した。
糸が切れたように
一気にみんな笑いだす。
「きっ君たち!!静まらんか!!!
君たち!!!許さんぞ!!」
先生は四方八方に
チョークを発射させる。
もちろん…効果はない。
むしろ
怒りのせいで
髪も四方八方に
散らばっている…
バーコードは
もう見る影もなかった。
クラス中が爆笑する中
愛人は1人
ぼんやりしている。
ふぁ…
とあくびしながら
「なんでこうなってんの?」
と首をかしげながら
向かいに座る私を見た。