すっぱちゃっぷす☆
車が発車するとき




ドンドン!!




「たっくんッたっくんッ…!!!」



窓を叩き泣きじゃくる
お姉ちゃん。




窓の外の
拓哉さんを見ると


拓哉さんは俯いてた…




だけど私は見てしまった。




拓哉さんの顔から
ポタッと落ちた滴を…




無言で車を運転するお父さん…



家につくとお姉ちゃんは
抜け殻のようだった。



ママと一緒に
お姉ちゃんをベッドに運んで

私はお姉ちゃんと一緒に寝た。


お姉ちゃん…


お姉ちゃん……



結局私もお姉ちゃんも
その日は眠りにつくことはなかった。




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