すっぱちゃっぷす☆

愛人vsマイティー先輩

「お邪魔…だったかな?」



マイティー先輩が
あたし達に近づく。



突然のマイティー先輩に
私は慌て説明しようとする。


「え、えっとこれは……」



私は遠慮がちに愛人と
マイティー先輩を交互に見る。


マイティー先輩が
少し首を傾げる。


髪がさらりと流れる。



「泣いてるの…?」



目が合うとマイティー先輩は 目を大きくした。



「ち、違います。これは…」



涙を拭おうと頬に触れると、
まだ濡れていた。



「……っ」



マイティー先輩の真っ直ぐな
瞳を直視できずに

思わずうつむく。



< 198 / 276 >

この作品をシェア

pagetop