すっぱちゃっぷす☆
「ふ~ん。そーゆうことか」



すぐ横から、
クスクス笑い声が聞こえた。



その笑い声の正体はやっぱり
ミカリンだ。



バッ



私は直ぐ様ミカリンに視線を
戻して言った。



「な、なにがっ?」




「立川愛人に『惚』の字か」




「わああああっ!!」




ミカリンの声を消すように
私は大きな声をだした。



変な汗が額から…!




「ププッ…わかりやす!!」




ミカリンのその発言に。



私は顔から火が出るような
恥ずかしさが出た。




「ち、ちがうッ!!」




「そう?じゃあ立川愛人を
プロムに誘ってみなよ」



ミカリンは私に気を使って
くれたのか。



立川愛人って言うときは、
小さな声で言ってくれた。




「な、なんでよっ!」



「好きじゃない相手になら、
言えるでしょ。皆の前でも」




「な…何言ってんの…?」




ミカリンから目をそらすと
ある人物と目が合ってしまった。




……げ。



美川さん……!



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