すっぱちゃっぷす☆

「ほぅ、君だったな…そうだ、そうだ!出来損ない同士だったな!」




綿毛先生はあたしを見て、「はっはっは」とバカにしたように笑った。




ひ、ひどい…



いくら愛人に笑い者にされたからって、そんな言い方酷いよ…



あたしはスカートの裾を、
キュッと握り締めた。




――ガタッ



「あ~もう、俺切れちゃったぁ」



愛人は乱暴に立ち上がり、
綿毛先生の所まで歩く。




その途中、愛人があたしの
横を通り過ぎるとき―――。




「………待ってろ。
仇、打ってやるから」




独り言よりも小さな愛人の声に、あたしは直ぐさま顔を上げた。



そしたら愛人は、

フッと小さく微笑んだ。



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