すっぱちゃっぷす☆
「やぁ。お尻ちゃんも体育館で、準備なんだね」



私が振り向くと、爽やかに
笑うマイティー先輩がいた。




マママ…マイティー先輩!?


いつの間に?!


もしかして、私のこと見てた?



「あ…あの…はい」



赤くなる私と
隣で興奮ぎみのミカリン。



「…………」



マイティー先輩は無言で
私が今まで見つめていた先を
見た。



だけどすぐに私に視線を移して、マイティー先輩はこう言った。


「ところで、お尻ちゃん。
プロムの相手は決まった?」



少し大きなマイティー先輩の声に、周りの生徒が数人こちらを見た。



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