すっぱちゃっぷす☆
アイツが好きなんじゃねえの…
愛人の言葉の後
保健室に気まずい静寂が訪れた。
意味……わかんない。
なにそれ。
なんでそうなるの?
私は唇を噛みしめた。
ショックでまた
涙が落ちそうになる。
私……そんな風に見えた?
スカートの上で
きゅ…と手を握りしめる。
ちがう。
マイティ先輩じゃない…。
愛人には。
愛人にだけは
誤解されたくない…
そう思ったんだ。
だって
私が好きなのは――。