すっぱちゃっぷす☆
「え?」


その声に私がマイティー先輩を見ると




――ドキッ



優しい声に似合わず真剣な目をしたマイティー先輩に


思わず胸がどきんとした。


「な、なんですか?」


「…………」



マイティー先輩はうつむくと、少し間を置いてから


また私を見た。


「午後にある団対抗リレー。
僕がアイツに勝ったら…僕の話を聞いて欲しいんだ。」


「え?アイツ…?」


「…………」


マイティー先輩は黙ったまま、視線を外した。



その視線を追うと――…






「え?ま…愛人?」




いつの間にか、


私とマイティー先輩のすぐ近くに愛人が立っていた。


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