すっぱちゃっぷす☆
「……アホらし」
かったるそうな愛人の声。
「何で俺がアンタと勝負しなきゃいけねーんだよ。
それは関谷とアンタの問題だろ?」
確かに…愛人とマイティー先輩が勝負する理由はない。
でも、なんか……
なんか、愛人…冷たいよ。
愛人の極めつけはこの台詞だった。
「俺には関係ない」
サラッと言い切る愛人に、私の胸がズキンと痛む。
そう…だよね。
愛人にとってはどうでも良い話。
巻き込まれて迷惑だよね。
少しでも期待したのが恥ずかしい。
やりきれない思いに目線だけ足元に落とすと、地面がぐにゃりと滲んだ。
私のばか…泣くな。