すっぱちゃっぷす☆





「うぉぉおおぉお~~っ!いよいよ最初の大縄とびだな!!」



他団も混じりの入場門で待機中
ムナは未だに一人で騒いでいた。


「お前らは蝶だ!!俺の可愛い紋白蝶だ!!全員羽が動かなくなるまで飛べ、わかったかッッ!!?」


ムナは両腕を羽のように動かしながら熱弁をふるう。


「おめぇらなら出来る…!なぜなら俺たちゃあ、ファミリーだ…!!苦しい時は思い出せ!!」


ムナが私達に向けて、親指を突き上げた。


かあああぁっ…!


まさかのグッドポーズに


恥ずかしくて、うちのクラスはほとんど俯いていた。


超ダッサ~…!



「織賀原先生…
ちょっとうるさいですよ」


エキスパートし過ぎたムナは、ついに隣のクラスの先生に怒られた。


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