すっぱちゃっぷす☆


パ――――――ン



勢いよく空砲がなり、青空に白い煙があがった。


それを合図に大縄が回される。


うちのクラスの縄を回すのは、担任のムナと綿毛先生だった。


ホイッスルに合わせてどのクラスの縄も同じ速度で回される。


「い―――ち!に―――い!さ―――ん!!」


ムナは縄を回しながら、大声で声援を送ってくれた。


ムナの目の前で飛んでいる生徒は絶えずムナ唾を受けながら


それでも今だけはやる気がぶれなかった。



まさにクラスの心がひとつになっていた。





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