すっぱちゃっぷす☆

実は私、美川さんが苦手なんだ…




トコトコ……



美川さんは、愛人の机まで内股で歩く。



「キャーッ!なにこのプリントの量!」



美川さんは両手をグーにして、それを顎に置き、首を傾げる。



「綿毛の命令だからな」




愛人は美川さんを見もせずに、作業を続けてる。




「ふぅ~ん…」



美川さんは、私に目を移して言った。




なっ、なにその
つまんなそうな顔!



だったら、美川さん帰ればいいのに…



< 34 / 276 >

この作品をシェア

pagetop