すっぱちゃっぷす☆



ドクン…



「っな、ななななッ……!!」




私は愛人を指差しながら
後退りした。



「なななな?なんだそれ?」




愛人は、私を見て呑気に笑ってる。



「なにしてんのよッ!!!!」




「あ?なにって、なにが?」



「だ、だからそれは…」



なにって…それは聞かなくても普通わかるでしょッ!!




それ以上先は何も言えない私に、愛人は



「つーか…どうでもいいけど、駅ついたし」



ど、どうでも!?



私は思わずキッと愛人を睨んだ。



愛人は「ふゎぁ…」と
あくびをしていた。




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