すっぱちゃっぷす☆
そんな私を玄関から
戻ってきたお姉ちゃんが見た。


「詩織…大丈夫?」



お姉ちゃんの瞳には
綺麗な涙が浮かんでる。



うげ~…


拓哉さんに相当惚れてるみたい。



まぁ、お姉ちゃんの彼だから
私がとやかく言う立場でも
ないんだけど…



「大丈夫だよっ
お姉ちゃんこそ涙出てるよ!」



私は頭の中のマイティー先輩を消し去るように
ごまかしの笑顔を作る。


「なら、これでどぉ?」



お姉ちゃんは涙を拭いて
綺麗な笑顔を見せた。






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