すっぱちゃっぷす☆
「まったく…
あんな男のどこがいいのじゃ。牛乳ビンの底にしか見えん」



お父さんは、たまにいきなり
おじいちゃんみたいな言葉を使う。



「まぁまぁ」



怒るお父さんを
ママが優しくなだめる。



「詩織の周りには、悪い男はいないか?」



お父さんが私を見た。


「いないよっ」



私の答えにお父さんは
優しく微笑んだ。



「詩織は良い子じゃ、良い子じゃ。2人ともまだまだ嫁には出さんぞ」




お父さんはまた
旨い旨いと煮魚を食べだした。




うちのお父さんは
娘を溺愛しすぎてる…






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