すっぱちゃっぷす☆
保健室に静寂が戻る。


マイティー白馬先輩は
静かに私を椅子まで運ぶ。



すとんっ…



「重かったよ、ホント…」



私を下ろした後、
マイティー先輩は
手をダルそうに振った。




「お、重いって…私ですか?!」



「キミ以外に誰が居るのかな?僕の可愛いお尻ちゃん」




私と目線を合わせるように、
マイティー先輩は、
腰をかがめる。



「……っ」



ぐんっと距離が縮まった。



マイティー先輩から…

目がそらせない…





私とマイティー先輩しか
居ない保健室。




……ドクン



やけに静かな保健室に、
私の心臓は鼓動を早めていく…




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