はな・はな
遠野那月
「先程は身の程知らずなバカが失礼しました」
「早くもヒロインからバカに格下げ!?」
「ただのバカの方がいいですか?」
「そうだね、バカの前に身の程知らずが付くよりマシだね(泣)」
「じゃあ、そこのバカ」
「すいません、心の中ではバカでもいいから、せめて、せめて会話文の中では名前呼んでください(号泣)」
「(若干ヒキつつ咳払い)コホン!しょうがないですね」
「ところでで今は何の話?」
「このバ……那月がどのような人間か、という内容です」
「今またバカって言いかけたよね!?っていうかさっきからバカとしか言ってないじゃん!!」
「しょうがないですよ(ため息)」
「何が!?何がしょうがないわけさ!!」
「那月の存在が、です」
「存在否定!!!?」