もう一度あなたに。
……お母さんだった。
私の1番会いたくなかった人。隣にはさっき家で見た男の人。
「なに、あんた彼氏いたの。今日は彼氏の家に泊まりって事ね。ずっと帰ってこなくていいのよ。今日だけじゃなくて」
…泣きそうになった。
『初めまして。愛さんと付き合ってる鳴海伽依です。お母さんがそう言うなら愛さんと同棲します。大丈夫ですか?』
私は目を見開いて伽依くんをみた。
え?付き合ってないのに?そんな事したら彼女つくれなくなるよ?
「全然構わないわ。いてもいなくても一緒だし。荷物はちょうど明日は日曜日だし明日持っていってちょうだい、じゃあね」
隣の男の人と仲良く腕を組みながら立ち去って行った
『愛、レジ行こ』
そしてスーパーを出て伽依くんの家についた。