もう一度あなたに。

伽依くんは私をジッと見つめゆっくり話し出した。



『実は俺、一目惚れだったんだ。信じてもらえないかもしれない。でも愛を見た時"こいつ俺の運命の相手だ"って思ったんだよ。愛からしたら迷惑かもしれない。でもよかったら俺と付き合ってほしい』


真剣な顔つきでまっすぐ目を見てそう言ってきたから私は照れてしまった


『やっぱ俺じゃダメだよな……』


しょんぼりした顔で今にも泣き出しそうな伽依くんを見てクスっと笑ってしまった