バカなキミ。


とも言えず・・・。
だからあたしは

「チャイムなるよ?」

と、話を逸らしてやった。
変わりたくないのは事実だし?

「ぶーけちー」

とブーイングを鳴らして帰ったが無視してやった。
その後本当にチャイムが鳴った。

授業中。

「桐谷さっきオレが変わればいいって顔したでしょ」

「・・・なんで?」

なっ何故バレている・・・。

「顔にでてた」

うわぁ・・・あたし最低だ・・・。
絶対最低だ・・・。

でも変わってほしいのは事実上ホントだし・・・。
どうしよう・・・。

うぅーん・・・。
誤魔化すか?
いやバレるな・・・。

さっきもバレたし・・・。

「まっまぁね・・・。」

「オレは変わる気ないよ」

「・・・なんで・・・?」

「桐谷みたいなタイプ初めてだし♪」

あたしはアナタみたいなタイプ苦手・・・。

「はぁ・・・。」

「なぁ!理彩って呼んでもいい?」

・・・なんでそうなるのだろう。
あたしにはサッパリ分からない。

どうしてそこで名前の話になるのだ?

「お好きにどうぞ・・・。」

「よし!じゃあオレは秀哉ね」

えぇ・・・。
女子にいじめられる・・・。

「わ・・・分かった」

・・・と言うしかなかった。






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