オレンジの彼。


俺は黙って、カレーを口に運んだ。

しぃと朔斗が仲良さげに、2人で喋っているのが無性に気になった。



気にしてないふりをしながら、俺の頭はしぃの行動を1つ1つチェックしていた。



朔斗と笑い合ってること

ちらちらとこっちを気にしてること

母さんたちの冷やかしに照れていること



しぃのその行動が俺を無性にイライラさせた。




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