空からの奇跡
ふと学校での会話を思い出す。
それはついさっきの出来事だった。
「藤川ってお菓子作るの上手いでしょ」
ニヤッと笑って聞いてきたのは祐ちゃん。
「え、なんで?」
「いっつも作ってそうな顔してる」
そうかな?...って違う!
瑠菜はお菓子なんてバレンタインみたいなイベントじゃなきゃ絶対作んない。
「ふーん...じゃ今度味見させてね☆」
それって、それって...!!
「いつあげればいい?」
「もちバレンタインっしょ」
きたあああっ!!!