先生とわたし
 


「…柏」


「…ん?」


声だけで応え、一区切り着いた所でわたしは先生の方を向いた。


待っていたのだろう。
すぐに、先生の顔で視野がいっぱいになる。


突然贈られたキス。



驚き、身を離そうとするとそれは奪うものへと変わった。 


「んッ…!んんっ…──っあ!」 


先生は口内を一通り舌で犯した後、すんなりと元の位置に戻って頬杖を付きわたしを見た。



「─いっ、いきなり何すんの!
っていうかっ、飴取らないでよ!!」


立ち上がり、口を押さえ叫んだ。




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