先生とわたし
先生は、飴の存在を頬で表しながら不敵な笑みを浮かべていた。
「お前なぁ、一応課外授業中なんだから、飴なんか舐めんなよなー」
個人のだけどな、と付け加えて、先生はわたしのノートを引き寄せ眺めた。
「ん、正解。
てか、この飴うまいな」
にっこり。
そんな言葉が似合うような笑みを浮かべて先生は言った。
「改良された…いちごみるくだもん……」
立ち上がったまま、ポツリと呟いたわたしを見て苦笑いを浮かべた後、先生はスッと瞳の力を強くした。