半熟cherryⅡ
chapter:06
『「ごちそうさまデシタ」』
飲んで食べて。
結構ゆっくりして店を出た。
この時間ならもう目立たないだろう、と。
4人で茜のマンションへ向かう。
「いえいえ」
「出世払いしてもらうから♪」
『いや、出世する予定はナイんですケド…』
「…右に同じ」
…先々の“出世払い”ってコトで。
すっかりゴチになっちゃいました…。
「部屋で飲み直す〜?」
コンビニの前を通り掛かったトキ。
茜が一美センセイに言った。
茜の言葉を聞いて一美センセイはニッコリ笑った。
「私と桜井クンは帰りマスよ♪」
『「「えッ?!」」』
俺、茜…そして名前を出された涼真ですらビックリして声を上げた。