半熟cherryⅡ

―――――――――――
―――――――――





「わーわーわーわーわーッ!!」





話半ばで茜がいきなり叫んだ。





『なんだよ?!いきなりデカい声出して』





おとなしく座って話聞いてたかと思ったら。



…耳が痛いッス…。





『…で、その後は…』

「もういい、もういいッ!!」





今度は俺の言葉を完全に遮った。



そして。

茜は真っ赤に染めた顔を。

ソファーに置いてあったクッションに埋めた。





だいたい茜が“あの日”の話を聞きたいって言ったのに。

…これかい。





まぁいいや。

恥ずかしがる姿が見たかったから長々、細々話したケド。

結論だけ言ってやろ。





『その後は…カンタンに言えば。
茜に襲われて、そのまんま俺は脱がされマシタ』

「!!!!!!!!!!!!!!!!!」

『茜は自分で脱いで。
…全部済んだ後、茜寝ちゃったから。
ベッドには俺が連れて行きマシタ』





…はい。

これが“あの日”のカンタンな全貌デス。



 

< 146 / 280 >

この作品をシェア

pagetop