アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「俺、アイドルだし?
女の子をキュンキュンさせるの、仕事だし?」


「…………」


「で、ソレを。
そこのチビに、試していただけ」


「……?」


「俺のテクが通用するか……」


そこまでしか、柊真の声は、聞こえなかった。


「おまっ。
ふざけんなよっ」


お兄ちゃんの怒った声に、かき消されたから。


「おまっ。
美桜を……。
ウチの妹を、いったいなんだと思ってんだよ!!」
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