アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
だから、バタンと机に伏せて、あとのことは藍ちゃんに任せることにした。


「大丈夫……だと思いますけど。
念のため……。
保健室に連れて行きますねっ」


明るく言って、あたしの肩をポンポンと軽く叩く藍ちゃん。


「美桜っ。
やっぱり保健室に行こうよ~。
熱だってあるのに、無理しちゃダメだよ」


そんな言葉とともに、あたしを立ち上がらせてくれる。


そっか、藍ちゃん。


あたしがびーびー泣いてた理由、熱でツライのに無理してたからってことにしてくれたのか。

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