アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
おまけに、保健室に逃がしてくれることで、クラスメイトの“なに? なに?”攻撃もかわしてくれようとしてるんだ。


幸いお兄ちゃん、あたしの名前を呼んだわけじゃないから。


ただ単に、柊真のカバンを取りに来た同じグループの泉侑斗が、たまたま具合の悪そうな女の子を見つけて、心配して声をかけたって図式ね? 


OK!!


それにのっかることにしたあたしは、具合が悪そうなフリをして、お兄ちゃんにお礼を言った。


「大丈夫……です。
今から保健室に行くんで」



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