アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
夢じゃないっ!!
「美桜~。
あたし、思うんだけど……」
保健室のベッドにもぐりこんでお布団をかぶるあたしに、丸イスに座る藍ちゃんが言う。
「清家くんの、あの発言ってさ?
美桜のことを……かばうためだったんじゃない?」
「…………」
普段なら、サボリ組も含めて、ギッシリ埋まってる保健室のベッドが、珍しく今日は丸々空いている。
だから、こんな話をしても、誰にも聞かれることはない。
保健室のセンセーも……。