アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
どうせ今までだって、会えばケンカばっかりだったんだし。


犬猿の仲に、更に亀裂が入っただけ。


「それに、さ。
藍ちゃん……」


「ん?」


「あたしが悲しいのは……」


「ん?」


「柊真の言葉なんかじゃなくて」


「ん?」


「瑞貴サマに、嫌われたことなんだよ」


「…………」


あたしは、お布団をバサッとめくり、藍ちゃんの顔を見た。


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