アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「…………」


「あたしみたいな子が、アイドル様っていうか、瑞貴サマに。
恋なんて、していいはずがないし。
それに……」


「僕がさっき。
『ただ、《fortune》のリーダーなら……。
侑斗。
どうすればいいか、わかるよな』
そう言ったことを気にしてる?」


瑞貴サマは、あたしの手をつかんだまま、あたしの瞳をのぞきこんだ。


もうこの頃には。


ガッツリ、バッチリ。


これが夢なんかじゃないことはわかっていた。

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