アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
もちろん、にわかには信じられないけど。


夢じゃない。
現実だ。


だけど、なんでだろう。


実感がわかない。


「あれは、牽制。
美桜ちゃんを……。
柊真に渡したくなかったからね」


うれしいはずのこんな言葉も、ふわふわ頭の上を通り過ぎてしまう。


「正確に言えば。
もちろん、柊真だけじゃない」


「……え?」
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