アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
藍ちゃんにも、なにも言わないで帰ってきちゃった。


スマホは教室のカバンの中だし、チャリ通のあたしは、お財布がなくてもなんとかなる。


だから、勢いにまかせて、初めてサボった。


いつもよりも早い時間に帰ってきたあたしに、おばあちゃんは少し不思議そうな顔をしてたけど。


授業がなくなったって、適当な言い訳をしたら、信じてくれた。


ま、ウチの場合は、お兄ちゃんもお兄ちゃんだしね。


勉強とか、学校とか、あんまりうるさいことは言われない。

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