アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「ん?
どうしたの?」
“こちらを向いて”と言われても、素直に瑞貴サマを見れないあたしに
「君が望んだことだろう?」
瑞貴サマは、小さい子をあやすような、諭すような響きを持った声で
「それなのに自分で上を向けないのかい?」
あたしの頬に触れる手に力を込めた。
それなのに――…
ううん、それだからこそ。
憧れの――…
憧れて憧れてやまない瑞貴サマに両頬を包み込まれて
「んっ…」
失神寸前、ぎゅっと目を閉じたあたしに――…
どうしたの?」
“こちらを向いて”と言われても、素直に瑞貴サマを見れないあたしに
「君が望んだことだろう?」
瑞貴サマは、小さい子をあやすような、諭すような響きを持った声で
「それなのに自分で上を向けないのかい?」
あたしの頬に触れる手に力を込めた。
それなのに――…
ううん、それだからこそ。
憧れの――…
憧れて憧れてやまない瑞貴サマに両頬を包み込まれて
「んっ…」
失神寸前、ぎゅっと目を閉じたあたしに――…