アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
それを握り、呆然とするあたしの前を横切り、窓に向かいベランダに出る。


「だから、捨てるの。
あたし、美桜と絶交したくないし」


「やっ。
それは、あたしもそうだけど……」


「だけど?」


「だけど……」


「なに?
まさか、美桜は。
あたしよりも、清家くんを選ぶって言いたいの?」


「いや、いや、いや。
そうじゃないけど。
そうじゃないけど……」


「じゃあ、どっち?
早く決めてよ」


……って、二択なの!?
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