アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「おまえ…
俺にこんなことして。
タダですむと思うなよ?」


柊真は真っ暗なオーラを醸し出し、舌打ちまでして、あたしに凄んだと思ったら、


何かを思いついたようにフッと笑って――…


「そうだな。
おまえの一番大切なものを奪ってやるよ」


そんな言葉とともに、あたしを壁に押付け――…


あたしの顔の横に、バンッと音をさせて手をついた。


「このお礼に、さ?」


「…へ?
柊…柊真?」


なに言ってるの?


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