アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「あの状況を知らせたくて。
助けてほしくて。
本当なら、瑞貴サマの名前を呼んでもいいハズなのに。
そうするのが普通なのに……。
浮かんできたのが、柊真の顔で、勝手に、柊真の名前が口から出ちゃったの」
「…………」
「柊真、空き教室の一件以来、全然学校にも来ないし。
さみしいし。
会いたくて、会いたくて。
無意識に柊真の名前を呼んじゃったの」
「呼んじゃったのって、おまえ……」
ドアの向こうで苦笑する柊真。
それに軽くムカついて、あたしはドアに向かって言った。
「悪い?」
助けてほしくて。
本当なら、瑞貴サマの名前を呼んでもいいハズなのに。
そうするのが普通なのに……。
浮かんできたのが、柊真の顔で、勝手に、柊真の名前が口から出ちゃったの」
「…………」
「柊真、空き教室の一件以来、全然学校にも来ないし。
さみしいし。
会いたくて、会いたくて。
無意識に柊真の名前を呼んじゃったの」
「呼んじゃったのって、おまえ……」
ドアの向こうで苦笑する柊真。
それに軽くムカついて、あたしはドアに向かって言った。
「悪い?」