アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「……は?」


「それぐらい、あたしは、柊真のことが好きなの。
文句ある!?」


それは――……。


あたしなりの、精一杯の告白。


何度目かわからないぐらいの”好き”の言葉だったんだけど……。


それに対して、柊真はこう言った。


「美桜、あのさ……」


「え?」


“美桜”!?


はじめて名前を呼ばれて、ドキリとする。


だって、柊真。


あたしのことを呼ぶとき、チビとかおまえとかしか言わなかったもん。


それが、どうして急に?
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