アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「失礼なっ」


雪奈さんがムッとした声をあげるよりも早く、瑞貴サマはこう言った。


「それとも。
僕に迎えに来てほしいと連絡をくれるぐらいだから。
やっぱり、さみしかったのかな」


「え、あ、はい……。
ご、ごめんなさい……。
コンサートの後で忙しいのに。
瑞貴サマ、疲れてるのに」


「そんなことは、気にしなくてもいい。
むしろ、気にしてほしいのは」


「……?」


「雪奈を通じて連絡をしてくれたところかな」


「……え?」


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