アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
禁断の……?
「美桜~。
柊真とどうだった?
それより、おまえ。
なんで瑞貴ん家の車で帰ってくんだよ」
「…………」
「てっきり俺は。
柊真に送ってもらって帰ってくると思ってたから、超びびったっつーの」
「…………」
「あやうく瑞貴に、柊真って声かけそうになったじゃん」
夕食後のあたしの部屋。
お風呂上りのお兄ちゃんが、タオルで髪をゴシゴシふきながら、あたしの部屋に入ってきた。