アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
好きの気持ちは、ひとつじゃない
「……とまぁ、こーゆーことで。
あれから、パパにもママにも、おばあちゃんにも。
ガッツリ、ねっちり。
根掘り葉掘り聞いたけど。
あたしとお兄ちゃん、本当の兄妹だった。
もちろん、お兄ちゃんも、あたしを恋愛対象としてみてないって」
月曜日のお昼休み。
学校の屋上。
そこに、あたしは、藍ちゃんと陽ちゃんから呼び出された。
柊真のことでいろいろ言われるんじゃないか、とか。
ふたりしてあたしをいじめるんじゃないか……とか。